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長島充個展『日本の野鳥』。東京・不忍画廊(9月4日~25日) 長島さんは、木口木版の作家だが、野鳥観察のキャリアの方が、版画制作のそれよりも長いという、無類のバーダー(野鳥観察者)でもある。二度ばかりお会いしたことがあるが、一度は大阪の個展の会場だったと思う。自然と虫と野鳥の話に。その時は、水鳥に対する深い愛着をお持ちの人だという印象を持った。 彼の版画は、幻想的なモティーフを扱った作品が多かったが、この個展は、「いつの日か、この両者(版画制作と野鳥観察)を一つの形にしようと願い続けてきた」という思いから制作された木口木版画の展覧会。野鳥観察者の目と版画家としての手が、願ってもないかたちで、作品として結晶しているのではないだろうか。是非、大阪あたりでも、この個展をやってほしいものだ。 「私は、ライフワークとして、日本人の原風景の中に生息する野鳥たちの姿を版画の中に定着し続けて行きたい。」と、挨拶文にある。 伊賀にあるギャラリーで、ちょっと行きづらいところだが、よく望月通陽さんの展覧会があるので、何回かでかけている。あたりは田んぼと里山の緑に包まれたいいところ。 山口信博氏は、小澤實の主宰する俳句結社『澤』の同人でもあり、結社誌『澤』のデザインも。ブックデザインについてのおもしろそうな展覧会だ。 パンフレットのコピーから。 「戦後の夏の夜店で使われていただろう金魚すくい。 金魚をすくうことに気をとられ気づかないが、金魚すくいは、 和紙の水に溶けやすい性質と弱さを楽しむ遊びだ。正に対する負へのまなざし。 針金の鉄錆が、時間の中でゆっくりと和紙にプリントされていく。 INprints ON Paper。 紙の上のはかない仕事が、グラフィック・デザインである。」
by loggia52
| 2010-08-28 10:35
| 美術
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