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昨日の続き。
漢文脈は、ある漠としたまとまりを、一つの型のなかに捉える働きが強い。その漠としたまとまりにきりりとした輪郭ができるばかりでなく、それが他のことばを引き寄せ、新しい意味体系を作っていく。あらっぽく言えば、鷲づかみの力と、それによって、世界のパースペクティブを現出させる力。くねくねとうねった迷路のような道筋を、俯瞰して見ることができるような位置にわれわれを導いてくれるのが漢文脈の力なのだと思う。 ずいぶん下世話な話だが、このたびの日中の政府間のやりとりを見ていると、中国政府は、まさに漢文脈さながらの「鷲づかみ」の物言いで日本を非難し、日本政府の行動や国内での弁明は、まさに和文脈の膠着的な印象をぬぐえないという対照が際だっていた。
by loggia52
| 2010-10-01 22:00
| 日録
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