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望月通陽と柄澤齊は、ぼくのもっとも影響を強く受けた二人の美術家。いや美術家という枠は相応しくないかもしれない。二人は、ぼくと同じ《ことば》あるいは文学の世界における盟友でもある。あるいは、この二人のために作品を書いていると言っていいかもしれない。かくほどさように、ぼくは二人のことばについての感受性に信頼をおいている。 30年近く前には、よく静岡で三人で歌仙を巻いたり、句会を楽しんだ時期があったが、その折りの二人の付け句のことばのあしらいの妙味-次に受ける者が想像力を掻き立てやすいような余韻と空白を残しておく、といった間合いには本当に感心させられた。 句会や歌仙に没頭していた頃は、ちょうど二人のお仕事が注目を集め始めた時代と重なっていたので、望月、柄澤の本業のほうがことのほか多忙を極めるようになったので、ことばを通しての交わりは束の間に終焉を迎えたが、それ以来、この二人を読み手として、ぼくは作品を書くようになった。 まあ、そんな口上はともかくとして、二人の作品がまとまって見られる機会なので、ぜひ紹介しておこうと思ったしだい。 大阪の国立国際美術館にも、もういちど会期が果てるまでにでかけたいと思っている。 (冒頭の作品は、柄澤齊《星下遊楽図-初狩》)
by loggia52
| 2014-09-05 00:55
| 美術
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Comments(3)
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yf
at 2014-09-06 17:56
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5月、国立国際美術館に拝見に参り、本当に素晴らしかったです。私事になりますが私たち、昔「小コレクターの会」をやっておりまして、柄澤さんにも制作を依頼しております。会長死去で終了。その作品群を、ある古書店の方が、よく「国立国際美術館」の方が、いらっしゃるので「目録」を持ってきて下されば「収蔵」のお話をしてみますとの事でしたが、「我々は「こんな小さい作品はだめだ」と断言されているところに行き当たり、帰られた後、作品の良し悪しは「大きさには関係ない話、この柄沢齊展で木口木版画の小さなサイズの秀作が並んでいるを見まして「痛快」な感じが致しました。今「小コレクターの会」の作品は大阪市の「新美術館の資料室」に眠っています。
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loggia52 at 2014-09-07 08:50
yfさま。いつもありがたく。おっしゃるところまことに同感です。ところで、「新美術館」の計画はどうなっているのでしょうか。
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yf
at 2014-09-07 10:06
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この計画は先行き不透明ですが、小生の名が名簿に残っているらしく、今年になって、大阪ナンバのタカシマヤの「新美術館」主催の「日本画」展案内が届いています。「小コレクター」の会の作品を小生が預かって寄贈したものです。当時は「大阪近代美術館準備室」になっていましたが、新市長が「ご破算」にしています。準備室には「佐伯祐三、モジリアニ、などの名品」を所蔵していて、『佐伯祐三』だけでも展覧会が開けるほどです。
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