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今日は、湯川さんの一周忌。 湯川書房の限定本を初めて目にしたのは、静岡の画廊「ヴォワイヤン」(そのころは「サンボネーットベイビーズ」と言う名だった)である。1984年10月のこと。湯川書房15周年記念『湯川さんの本の展覧会』というもので、写真はその時のパンフレットのコピーである。リストにあるように、辻邦生の『北の岬』、小川国夫『闇の人』、塚本邦雄『茴香變』、杉本秀太郎訳『ペレアスとメリザンド』など、「銀花」14号(1973年)で紹介されていた湯川本や、岡田露愁の木版画集『魔笛』を目にしたときの興奮は今も忘れない。このように、湯川本を集めた展覧会は、それ以後もないのではないだろうか。この展覧会で、10月28日に湯川さんは講演をしておられる。 ちょうど、ひと月前の9月に、以前に書いた詩と版画の年刊誌『容器』の創刊号を湯川書房から刊行していたので、湯川さんと頻繁にお会いしていた頃にあたる。日記を読み返すと、翌11月23日に、この『容器』のメンバーである柄澤さんと高柳と連れだって正雀の湯川さん宅におじゃましている。確かハリハリ鍋をごちそうしていただいたのではなかったかと思う。次の日も、大阪のプチフォルムで、柄澤さんの個展(確か「肖像シリーズ」)で出会って、「美々卯」でご一緒した。 さらに翌年(1985年)、3月に静岡の「ヴォワイヤン」で柄澤齊の「肖像シリーズ」の個展があり、その時も静岡にいらっしゃた。そのおりに、ぼくと高柳が詩の朗読をしている。望月通陽夫妻も加わって夜のお酒の席で、湯川さんが、みんなで合宿して、バッハの本をつくりたいと話しておられたのを思い出した。これが柄澤展の案内葉書。写真の作品は「ラファエロ・サンツィオ」。 しばらく、こんな話を書き継いでいきます。
by loggia52
| 2009-07-11 10:04
| 書物
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