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これは、湯川さんからの葉書。1984年3月の消印。 湯川書房から上梓した「胚珠譚』(1983年)がH氏賞の候補になったが、賞をとれなかったことに、ぼくが落胆しているのではないかという心遣い。 実は、次の詩集はその5年後に『採訪記』となって実現する。このときもH氏賞の候補になったが、賞はいただけなかった。賞の候補にあがったという知らせを現代詩人会よりも早く、電話で知らせていただいたのも湯川さんだった。選考委員が『採訪記』を持っていないというので、版元の湯川さんのところへ連絡が入ったらしい。ただ、かえすがえすも、不肖の息子というのか、湯川さんに恩返しができなかった。 しかし、ここで幾度も書いたが、この2冊は、いわゆる限定本ではない、普通の詩集であるが、湯川さんの工夫や創意や遊びが随所に見える。こういう2冊の詩集を持つことができたのは、なににもかえがたい幸せである。 「胚種譚」の表紙のことについては一度触れたが、「採訪記」の活版2色刷り、赤と黒の布の張り合わせの手間の大変さを話していただいた。ちなみに、表紙の右隅の図柄も湯川さんがこしらえたもの。 この2冊は、まだぼくの手元にお分けする部数があるので、もしご希望ならご連絡を。 (tokiji●gmail.co.jp ) ●は@にかえてメールで。
by loggia52
| 2009-07-12 22:18
| 書物
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