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「頭蓋や卵を、世界を包む容器と見る視座と、縫合線に源流への道を見る視座からわかるように、わたしたちは確信はないにしても、世界には根源的な深淵だとか超越的な根拠や因果のような意味があるはずだ、と考えてしまう誘惑になかなか抗えない。それは、無常なわたしたちにとって、無常であるがゆえになおさら魅惑的なことなのだ。現在のわたしたちは〈空虚〉と〈始原(への憧憬)〉の振幅の間に揺らぎながら存在している。その象徴として、複雑な「リアス式海岸」のような縫合線がリアルに迫ってくる。また、時里さんの静かな散文体自体が、言葉に重力を付加し、心の揺らぎを抑制する装置として選びとられているような気がする。」(「現代詩手帖」2009年9月号より)
by loggia52
| 2009-08-30 08:36
| Loggia/ロッジア
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