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![]() 旧知の人の訃報に接することが、この年齢になってとみに増えた。つらい。なんとも、さびしく、言いようのない喪失感に襲われる。 象が登場する梅木英治さんの作品にただよう、特異なノスタルジア、エキゾチシズムの濃密な幻想空間は忘れがたい。 梅木さんとは、そんなに親しかったわけではない。数回しかお会いしたことがないが、梅木さんの低くよくとおる声は今も耳に残る。関西弁の低音で、独特の味わいのある語り方。ぼくは一枚、彼のエレファントのシリーズの「自画像」(メゾチント)を持っている。若い頃に出入りしていた大阪の画廊プチフォルムの青柳さんにすすめられたもの。 国書刊行会の「日本幻想文学集成」のカバーの挿画でも知られた人。いつも個展の案内をいただき、今年、京都のライト商会という喫茶画廊であった最後の個展に魅かれながら、とうとう行けずにおわってしまった。 最後にお話をしたのは、大阪の画廊で多賀新さんの個展に来ておられた時だったか、それも何年か前。パントマイムの名手だと、柄澤さんに聞いたことがあるが、とうとうそれも拝見することができなかった。 梅木さんと接点のあった人を挙げてみると、種村季弘、金子國義、吉岡実、柄澤齊・・・。それから、「日本幻想文学集成版画集」の序文は、矢川澄子さんが書いていた。これで、彼の芸術的属性の幾分かはわかってもらえるのではないだろうか。 メゾチントの作品のみならず、あざやかな色彩にあふれたタブローについても、彼の特異なイマージュの王国は、一度目にしたら忘れられない強烈な印象を持っている。ご冥福を祈りたい。 (「梅木英治の世界」も、彼の作品や紹介を見ることができる。)
by loggia52
| 2009-11-11 18:24
| 美術
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