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標高は600mくらい。急斜面の日当たりのいい場所に、たくさんの株が密生している。白くまどやかで清楚な花が、あちこちにぽつりぽつりと咲いている。それを一つ一つ、花をのぞきこんでカミキリを探す。気の遠くなるような数の花、くわえてとても急な斜面をのぼり、おりることになるので、かなりハードな時間なのだが、今回それがやっと報われた。今年ももはやこれまでとあきらめたとき、つい目の先3 メートルあたりのところに、貧相な花をいくつかつけた株があった。何かの勘がはたらいたのか、最後にそれをのぞいて下山しようと思った。花の一つ一つをのぞいていくが、やはりいない。と、見尽くしたとおもったとき、葉に隠れてもう一つ花があるのに気づいた。それを開いて見ると、なんとそこにまぎれもないキマルが花粉まみれになってもぐりこんでいるではないか。久々に思わず声をあげた。4年越しのトライで実ったのだから声も大きくなる。不思議にも、群生地にはぼくの他にはだれもいないのだから、少々声をあげても木霊が応えるのみ。これがそのキマル、フタスジカタビロハナカミキリ。
by loggia52
| 2010-05-11 22:13
| 森・虫
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