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これまでぼくは二つの詩集でお世話になった。 『星痕を巡る七つの異文』(1991年)と、『翅の伝記』(2003年)。ともに愛着のある詩集である。幸い、二つの詩集が、《富田砕花賞》と《現代詩人賞》をいただくことができたのも、詩集のたたずまいによるところが大きい。詩歌はやはり、活版印刷がいい。ポエジーは文字を刻印した紙片の物質感に溶けているような気がする。 それから、ぼくが何と言っても、書肆山田に感謝したいのは、《るしおる》のことである。名も知られているわけではないぼくの作品を、しかも枚数がいつも原稿用紙で10枚前後になってしまうそれらの作品を、載せてくれるような詩誌はほとんどないなかで、いつも鈴木一民さんは声をかけてくださり、送れば、必ず《るしおる》に掲載してくださった。とくに「『歌稿ノオト』とその註釈」という作品群は、かなり長い註釈の部分が、本文の下に付くもので、とてもわずらわしい形式の作品。何ページも費やしてしまうぼくの作品を、きちんと、ぼくの思い通りにレイアウトしていただく。「『歌稿ノオト』とその註釈だけで、すでに一冊の詩集が作れるまで継続して書かせててもらったのは、ほんとうにありがたかった。
by loggia52
| 2011-11-11 00:10
| 書物
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