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その中の二つを引用します。まず中本道代さんの評言。 「深い闇からあらわれてくる重厚な物語に、一読して心を掴まれる。「わたし(ぼく、われら)」が夢見ているのか、それとも夢見られているのか、わからなくなる夢想が入れ子状に絡み合い、奥へ奥へと引き込まれていく。 闇は、森や沼などの自然界の奥にも、村落の『共同体という時間の古層』にも、幼児の怖れの中にも潜み、物語となってあらわれて私たちのアイデンティティを揺るがせる。卵の殻、容器、頭蓋などの空洞に世界の果てない謎が閉じ込められているような畏怖を憶えた。」 もうお一人、栩木伸明さんの評言。中本さんも、栩木さんにもまだお会いしたことはないのだけれど、とてもうれしかった。 「森と山のある里で、『わたし』や『ぼく』や『私』たちが、たぶん代々にわたって暮らしている。詩人の脳裏にあるその里のひだひだに潜む詩がさまざまに発見される、これは時里版『遠野物語』-『なぜなら、さえ沼の暗い泥濘が折敷の白い懐紙にすり替わる一瞬、それはとりもなおさず『うた』が生まれる場そのものと思われるからだ』」
by loggia52
| 2013-12-03 00:43
| 『石目』について
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