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但馬行きのもう一つの目当ては、蘇武岳の頂上近くにある標高900mあたりの銚子ヶ谷湿原。ここに4000年前から咲き続けているカキツバタの群落がある。カキツバタの花粉調査が行われ、縄文時代から咲き続けているということが明らかになったこともあり、兵庫県版レッドデータブック(植物群落)のAランクに指定されている。ここには数年前に一度来たことがあったが、今日はちょうど見頃にあたったようだ。 湿原を管理なさっている人が詰めていらっしゃって、いろいろとお話を伺う。かつては今と比べものにならないほどカキツバタの花で埋め尽くされていたようだ。1990年代の写真を見ると、現在は花の数で言えば1/2程度。減少が著しいという。周辺は植林されたスギ林があり、それが大きく成長したために、日当たりが悪くなり、しかも水を大量に吸って湿原そのものの乾燥化をまねいているらしい。加えて、シカの食害が深刻で、今では、湿原の周囲にネットを巡らせていて、シカの進入をふせいでいる。花期には、こうやって人がやってくるが、それが過ぎると、全く人が入り込まないうえに、雪深いところなので、シカ柵も傷みがちに。 ここ数年前から、シカ柵の設置や、湿原の調査、周辺の杉を「巻き枯らし」という方法で枯らして、湿原の乾燥化を食い止めるという保全活動が行われているようだ。
by loggia52
| 2014-06-27 22:04
| 森・虫
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