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![]() ![]() 大分川のほとり、堤をおりたところに美術館がある。道々に菜の花がたくさん咲いていた。 入り口を入ると、名前のとおり柳が一本。ぼくたちが訪れた日は、芽吹き始めたみずみずしい小さな緑の葉っぱがゆれていた。もう10日ほどたつので、今では青々としているにちがいない。 ![]() ![]() ![]() 例えば、楽府の一曲《弦の歌》は 郎作上聲曲 柱促使弦哀 譬如秋風急 觸遇傷儂懐 あなたのかなでるゆびさきが かなしくつるをふるわせる たとえばあきのかぜひとつ ふれてわたしをなかせるように 彼はもともと文字を染めるというのは、今までにも日本の文章や、ヨーロッパの文字で多く試みている。また、バッハの楽譜なども型染したこともあるが、漢字という文字だけを、こうやって見るとかたちとこころの風味が深く呼吸しあっている造形だと、あらためて思い知る。 そういえば、ずいぶん昔、望月さんが拙宅にいらっしゃったときに、二人で連句ならぬ連詩(五言絶句/五言律詩)を酔ったいきおいで巻いたことを思い出した。むろん自己流の勝手無法だが、筆を使って交互に書いていく。そのときも彼の奔放な詩想と墨字の妙味に感心したものだった。 ![]() 《サリーガーデン》のシフォンケーキも、家人がことのほか気に入って、美術館の中で、おいしい紅茶といっしょにいただいた。 ![]() このお店とミュージアムにどれくらいいただろうか。居心地がよくて、つい長居してしまった。旅の初日におじゃましたのだが、家人はぜひ旅のおわりにもう一度訪ねようということにしてそこを辞した。ところが旅の最終日は、別府までの交通事情が危ぶまれ、列車の時間にまにあわないようだったので惜しくも再訪はかなわなかった。 大分に行く機会がおありの方々、ちょっとわかりにくいところだが、ぜひお運びをおすすめする。
by loggia52
| 2015-04-02 00:34
| その他の旅の記録
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