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さて、ゆっくりと《鹿の舟》での時間を楽しんで、次は、春日大社末社若宮神社の例祭である『おん祭』-といっても18日は祭は実質的には終わっていたのだが、カミが若宮神社にお帰りになった後の御旅所の前で、後宴能(ごえんのう)が開かれると聞いて、行って見ることに。一の鳥居のちかくにある御旅所の前だから、野外である。寒ければ、すぐに辞すればいいと、軽い気持ちで見に行ったのだが、これが、よかった。胸打たれるほどに堪能した。 しばらく東北院のいわれが語られたあと、後ジテの和泉式部の霊が登場する。衣裳は緋大口(ひのおおくち)と呼ばれる緋色の袴、長絹という絹の単衣の広袖の衣裳。 野外だからかもしれない。しかも後景はいつもは松の絵が描かれているが、ごらんのとおり、なんの木かはわからないが、すっかり落葉した巨木があって、御旅所の設えとともに、なかなかおもしろい構図。(冒頭の写真) 12月の野外の寒さを心配することも忘れてシテの舞に酔いしれた。 これははっきりと確かめたわけではないが、家に帰って調べると、シテ方は金春欣三とあった。さらにこの人物をネットで見ると、1925年生まれとある。90歳である。プログラムには「金春欣三」とあったことは間違いない。信じられない。(当代と先代の違いなのか?わかならい)
by loggia52
| 2015-12-22 22:28
| 奈良
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