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二番目の娘を送ったあと、ぼくは買い物に行くという家族と別れて、ぶらぶらとお城の方へ。見晴らしのいいビルの屋上から姫路城を眺める。「白鷺城」(姫路城の別名)ならぬ「白過ぎ城」と揶揄された平成の大修理後のお城も、どうやら、その白さもそう違和感があるようにもおもえないくらいになってきた。 近くにあるおもしろい古本屋さんがちょうど開いていたので、そこでしばらく時間をつぶす。柳田國男の文庫本二冊を買う。「こども風土記・母の手毬歌」(岩波文庫)など。柳田の文庫本は、小さな旅行のおりに読むには最高の旅の友。これまでに、作品を作るのに、どれほどお世話になったか知れない。 今、高橋悠治さん・八巻美恵さんの《水牛》のウェブ版で、毎月、《名井島の雛歌》という短い歌を掲載してもらっている。人工知能を埋め込まれた言語系アンドロイドのための歌のテクスト集。それのヒントになればと思って手にしたのだが。 なかなか家人たちの買い物が終わらないので、こんどは、そんなこともあろうと持ってきていた読書中の、多和田葉子訳のカフカの『変身』(「かわりみ」と読む)を読む。しっかり読み終えたころ、ようやく家族と合流。 なお、このカフカの文庫本『ポケットマスターピース01《カフカ》』(集英社)には、カフカの勤めていた労災保険局で、彼が作成した「公文書」が50頁ほどだが納められている。
by loggia52
| 2016-01-05 00:12
| 日録
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