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とは言っても、一応の目的はあって、この季節にはミズナラの立ち枯れに産卵にやってくるヒゲジロホソコバネカミキリを採集しようというもの。カミキリムシは日本だけでも800種はいると言われているが、その中でも、蜂に擬態するホソコバネカミキリ属(属の学名をネキダリスNecydalisというところから、この仲間は「ネキ」と呼ばれる)は、カミキリ好きには人気の属で、見た目はどうみても美しくはないのだが、蜂に擬態するために鞘翅を退化させてはいるものの、ちゃんと両肩にそれを残して、カミキリの沽券を無言で主張しているあたりがいいのだが、それはともかく、ネキの仲間で、学名をNecydalis odaiというヒゲジロホソコバネカミキリ―通称「オダイ」を目当ての森歩き。なんとか♂と♀のペアの採集はできた。
by loggia52
| 2017-07-22 09:43
| 森・虫
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