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![]() 高橋悠治の新譜が出るようだ。 タワーレコードのPR誌の表紙のこの写真に魅かれて、取り寄せた。 『 エリック・サティ:新・ピアノ作品集』。1976年ごろのサティの録音から30年、ジムノペディやグノシエンヌ、ノクテュルヌなどを、新たに録音したもののようだ。70年代の録音のものはいまでも時折聞いているが、聴きくらべてみるのも面白そうだ。 小沼純一さんが紹介記事を書いていらっしゃるのだが、そこに高橋悠治のプレリリースの文章を引用している。そこから引く。 「こんど誘われて一枚にまとめた再録音では、貧しいものの音楽、小さなもののつましさ、ひそやかさ、その息づかいや、鍵盤に触れるその時に生まれる発見から次の一歩が始まるような、どことなく危うい曲がり道を辿る、音か次の音へのためらいがちな足どりの、未完の作曲家サティにふさわしい進行中の記録にとどめておきたい気があった。」 高橋悠治のピアノは、過渡的なもの、何かのきっかけが兆しているもの、完成が約束されていないものへの関心に貫かれている。 「バルトークの初期ピアノ作品集」にしても「モンポウ 沈黙の音楽」にしても、中心から逸れた周縁にある音楽の機微に、何かを掬い取ろうとする。ある道を選びとることによって捨てられた道の方を、大きな流れによって、涸れてしまうほうのかすかな流れの痕跡をたどろうとする。 モンポウの沈黙の音楽をよく聴くのだが、この忘れがちな20世紀の作曲家の内省的な小曲の数々が湛えている表情の繊細さと強さは、幾度聴いても褪せない。 今度のサティが楽しみだ。
by loggia52
| 2017-09-07 00:15
| 音楽
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