|
カテゴリ
全体 Loggia/ロッジア 『石目』について ぼくの本 詩集未収録作品集 詩 歌・句 書物 森・虫 水辺 field/播磨 野鳥 日録 音楽 美術 石の遺物 奈良 琵琶湖・近江 京都 その他の旅の記録 湯川書房 プラハ 切抜帖 その他 カナリス 言葉の森へ そばに置いておきたい本 未分類 以前の記事
2024年 04月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 05月 2023年 04月 2023年 03月 2023年 02月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 more... フォロー中のブログ
最新のコメント
メモ帳
ライフログ
検索
タグ
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
![]() ![]() この全集版については、一度ここに書いたことがある。愛着があるのは、そのような意匠の造本であるからではなく、学生のころに、この全集を全巻読み通したことによる。当時断続的に行われていた全学ストライキのためにほとんど授業がなく、空いた時間には大学の図書館に通っていた。大学の図書館は隣の女子大と共用していたから、バリケード封鎖はまぬがれていたのだと思う。この全集がおもしろいのは、編年体の編集というところ。 『風立ちぬ』は「序曲」「春」「風立ちぬ」「冬」「死のかげの谷」の5章から成るのだが、この全集では、下の目次のように、作品が発表された順に掲載されているので、他のエッセイや小説がそれぞれの章の間に割り込んでいる。しかも、全集版では「春」は「冬」の後に置かれることになる。最終章の「死のかげの谷」は、『かげろふの日記』の後に出てくる。作家の執筆の過程や、作品の構想の成り立ちが、透けて見えるような感じがして、そこに病弱だった堀辰雄の執筆の呼吸までもが反映されているようで興味ふかい。 ![]() ![]() それにしても、この活版の旧字旧かなの醸すたたずまいは、今見るといっそう魅惑的だ。 ![]() ![]()
by loggia52
| 2018-01-08 13:06
| そばに置いておきたい本
|
Comments(2)
素敵な造本ですね。私の持っているのは昭和39年から40年にかけて出された角川書店全10巻の堀辰雄全集。もっと貧弱な造本ですが、16歳の頃に小遣いをはたいて購入したもので私の家宝です。高校時代、受験勉強そっちのけで読みふけりました。こちらも発表順のようで、確かに堀辰雄の書き惑っている息遣いが伝わってきます。たまに開くフェイスブックから嬉しい写真と文章にたどりつき、つい筆をとりました。今年もご健筆を祈っております。藤田晴央
0
藤田さん、ご無沙汰しています。お会いしたのは藤田さんが三好達治賞を受賞なさったとき、大阪でしたね。
この全集を手に入れたのはまだ最近のこと。ぼくも10代の頃に堀辰雄を読み始めましたが、それは立原道造がきっかけでした。立原-堀-福永武彦・中村真一郎・加藤周一というのが、ぼくの文学的履歴です。
|
ファン申請 |
||