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次は「弱法師」、「蝉丸」。ともに盲目の少年。蝉丸は醍醐天皇の皇子。 年若い男の面を彫るのは、第一作の前回の女面の「小面」からはじまる決められた順序があるのだろうか。それとも瀧さんの何かの思い入れが反映しているのだろうか。 むろん詩人としての瀧克則の作品にいちばん興味があるのだが、多忙な測量士の身であり、季節になると渓流釣りで和歌山あたりの山間に分け入り、こうやって面を打つ。思えば不思議な人である。詩もまた、見えないものを言葉で彫り出す営為。ただし、見えないものを《見える》ものにするのではない。言葉で彫り出されたものは、これらの能面のように、《隠す》ものである。
by loggia52
| 2018-03-19 10:53
| 美術
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