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従って、装釘を依頼した望月通陽さんには、2年近く前に、詩集の骨格になるべき作品の原稿を委ねていました。『名井島』の言葉が、望月さんのなかで、どのように発酵し、かたちになってゆくのか、楽しみでもありました。しかし、一方で、お互いに作品を読んだり見たりしてして40年にもなろうかという、浅からぬ交流を続けてきた相手だけに、むしろそのことが、彼には相応な圧力となっていたに違いありません。 それだから余計に、『名井島』の型染を初めて見たときには、心底から震えました。『名井島』という詩集からくみ取ったかたちが、このカバー画であり、表紙の作品(「鳥のかたこと 島のことかた」)の選択も、こちらが指定したわけではなく、彼がこれをと選んだもの。不思議なほど、ぼくの思いと重なっていたことの驚き。 この型染のカバー画と表紙と、タイトルページの、瀬戸内の凪いだ海の線とアンドロイドのイメージの文字を思わせる文字の型取りも含めて、『名井島』の、詩集としてのかたちは願ってもない姿をとって、今ここにあります。
by loggia52
| 2018-10-03 22:30
| ぼくの本
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