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![]() ![]() 京都新聞の季節のエッセイの第11回。5月2日付朝刊に「十一世紀の最長像」と題したエッセイを寄稿。 今、京都国立博物館で、特別展『最澄と天台宗のすべて』という展覧会が開かれている。言うまでも無く、比叡山延暦寺のお膝元の京都での開催ゆえに、力が入っている。ここ数年来、思えば、奈良・柳生への道ぞいにある円成寺の運慶作〈大日如来〉を見たとき以来、仏像の世界に引き込まれ、仏教、とりわけ密教や、平安の終わりから鎌倉にかけての浄土思想についてあれこれ思いを巡らすようになった。特に、本地垂迹に見られる古来の山岳信仰と密教とのかかわりなどを調べていると、仏像表現の変遷が実に面白く思えてくる。 この特別展では、最澄ゆかりの薬師如来がいくつか見ることができるが、その印象が、さきほどの最も古い最澄像に重なることに思わず心震えた。仏像という、人を超えた存在でありながら、人の面影を色濃く残した造型の、それぞれの時代の解釈に、仏師たちの表現がはっきりと現れる、その明快な様式(スタイル)の秩序に、その時代の人々の信仰の深さが強く作用していることに改めて思い知らされた。
by loggia52
| 2022-05-08 13:20
| 美術
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