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神戸の西の外れ、須磨よりもまだ西にジェームズ山というイギリス人が昭和5年に開発した住宅地がある。その名残の洋館がいくつか残っている。ジェームズ山とは少し離れた、塩屋の駅から歩いてすぐの海沿いに立つグッゲンハイム邸は、明治42年(1909年)の建築だというから、100年前に建てられたことになる。山が海に迫って、国道2号線とJR、山陽電車の線路以外は平地がないほどの場所で、この洋館は一際目立つ緑色の窓の縁取りが印象的。二皆のバルコニーからは、ごらんのように瀬戸内海が一望できる。南に向いた建物に陽光がまともにふりそそいでいる。今は個人の所有になるが、時折イベントやワークショップが催されて中に入ることができるようだ。
この邸のあたりは車は入れない急坂の両側に洋風の建物が並ぶ。急斜面にそれぞれ意匠を凝らした家が続いていて、坂を登っていくと、「魔女の宅急便」のジジのような黒猫が日向ぼっこをしていたり、なかなか物語がいくつもころがっていそうな雰囲気。しかし、いささかしんどい。 塩屋の駅のあたりは、3月から解禁になるいかなごを甘辛く煮た、「いかなごの釘煮」で有名なところとあって、庶民的な漁師町の面影がある。駅近くの食堂で昼飯を食べたが、隣のおじさんは梅干しをガラスコップの底に沈ませた焼酎のお湯割りを飲みながら、アテはは小皿に入ったごまめ。ぼくはサバの味噌煮でご飯をいただく。ちょっと濃いめの味だが美味。 まだ春とは名ばかりの雪のちらつく風の強い一日、少し遠出の散歩を楽しんだ。
by loggia52
| 2008-02-24 23:29
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