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これは、以前から気になっていた石堂で、大正9年3月の銘が刻まれている。方形に穿たれた石の穴のリズムが心地よい幾何学的な図像を作りあげる。石にこういう穴をうがつというのはなかなか難しい技術。石工の腕の見せ所である。そこにおのずと美意識が宿る。今もこの村の信仰に関わる現役の石堂である。左側にある石碑のうち、一つはどうやら道標ようだ。 石は一般的には碑に利用されるのだから、時間的な摩滅に対してタフな素材と考えられているが、この凝灰岩は例外で、一気に時間的な経過を反映して地衣を生じ、摩滅し、風味のある表情を見せてくれる。
by loggia52
| 2009-01-19 21:51
| 石の遺物
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