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「島嶼論」のひとつだが、それまでの行分けの作品群とは違う散文のタイプとなっている。 このシリーズは、「翅の伝記」で浮かび上がってきた「言語島」のイメージを引き継いでいる。今までの作品をあげてみると、「をりぐち」(「たまや」2号・ 2004)、「虹の市」(「歴程2004年6号)、「コホウを待ちながら」(「投壜通信66」・2006年)、「島のことば」、「記憶の捨て場」(「びーぐる2号」・2009年)、「甕」(「イリプスⅡ」3号・2009年)、「通訳」(「部分39号」・2009年)となる。 「森」に対して「海」のことをどうしても考えないといけないという意識から生まれた。いまも思考と試行を並行してやっている。 「海」は「森」に較べると明らかに非言語の領域である。その「海」に囲われた「島」・「島嶼」が、「森」と重なるわけだが、もちろん「森」と「島」とは同じではない。「島」のほうがことばが煮詰まっている。それは「海」という非言語の領域が影響しているからだ。 この「島」と「森」との関係を考える端緒となったのは言うまでもなく折口信夫の「海やまのあひだ」であり、その中の「島山(しまやま)」の章である。 折口民俗学の「まれびと」が海の彼方から来訪するわけだが、そうであれば「花祭」などの山からやってくるカミは、海の彼方からやってくる「まれびと」と、どういう関係にあるのか、一応の説明はされているが、ぼくにはもう一つよくわからない。
by loggia52
| 2009-07-05 21:21
| 詩
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