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華僑の貿易商の別荘の一部の建物として1915年に建てられたらしい。この貿易商は、辛亥革命をおこした孫文の支援者で、彼が来日したときに、この別荘に招いている。孫文の誕生日が偶然にもぼくと同じ。 お読みになってのとおり、妻にあてた一編。(詩の画像をクリックすると大きく映ります) あなたが、こんな詩を書くなんて、読んでいて、尻の穴がこそぼうなったと湯川さんは結婚式の日におっしゃったのをよく覚えている。ぼく自身も、確かに、「尻の穴がこそぼう」なるのを感じながら、一世一代の恋愛詩を書いたのですよ、湯川さん。 #
by loggia52
| 2009-05-27 19:45
| 書物
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後半の弦楽合奏による「エレジー」、「Stille Musik」も、繊細な響きの叙情的な音楽。どこかマーラーを思わせるような。 アルバム最後の「二つのディアローグとあとがき」という作品は、弦楽合奏にピアノが加わった、これもしびれるようなノスタルジアをたたえた作品で、はじめの「Hochzeitswalzer」というワルツは、このアルバムを教えてくれたK氏が「これ聴きながら死にたい」と言わしめた曲。 #
by loggia52
| 2009-05-25 20:42
| 音楽
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さて、「ロッジア」の5号だが、5月31日発刊の予定だが、少し遅れてしまいそう。 今号のメインは「『あの場所』についての構想ノート」という作品で、4号までの「歌稿ノオト 註釈」とは違うシリーズになる。『あの場所』という作品を書いていく過程で、いくつかの齟齬が生じて、一つの作品として立ちゆかなくなってしまった。そこで、「ノート」というかたちで、その齟齬を解消していき、さらに作品空間を広げてみてはどうだろうかと考えた。従って、本編になる『あの場所』という作品は、並行して執筆している。5号では、その「ノート」にあたる部分。 写真は、それを書いているノートと愛用しているキーボード。このキーボードはごらんのようにとてもコンパクトで、手の位置を全く移動させることなく文章を打てる。文章を打つことだけに特化したキーボード。左隅に写っているCDは、シルベストロフのアルバム。これについては、また別の機会に。 #
by loggia52
| 2009-05-23 08:19
| Loggia/ロッジア
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高柳の自宅に掛かっていた「Kの肖像」という、カフカの肖像写真の目の部分だけを横長に切り取った作品を見たのが最初。1981年ごろである。それから名古屋の画廊や大阪の「プチフォルム」などで、「午後」や「ドリアンの鍵」、「14」など、初期の代表的な彼の作品を求めるようになり、2番目の詩集に是非彼の作品を使わせていただきたい旨の手紙を書いた。 すぐに返事が来て、手紙のやりとりが始まった。1983年に神戸で初めてあったのではないかと記憶するのだが、ぼくが横浜の彼の自宅を尋ねたのが先だったのかも知れない。神戸では、港の古い建物や北野の幾つかの洋館やトアロードの骨董を見て回った。 第2詩集「胚種譚」は、函に彼のコラージュを嵌め込み、本文にも2葉のコラージュを挟んだ。彼の銅版画を一葉入れた特装本も湯川書房から出してもらった。 やがて、北川さんとぼくの交流が柄澤さんと高柳との交流と結びついて、湯川さんを巻き込んで、「容器」という、詩と版画の年刊誌の発刊(1984年)へと繋がっていく。その話はいずれ。(画面をクリックすると、大きく映ります) 腐刻画のある肖像 北川健次に イシミカワの実のこぼれる黄金のせつなに鱗翅類の繭が割られ 少年は掬われた水のように生誕する 透かされた静脈の内部で非在 のアオサギが目覚める時 さらされた上腕は蒼穹を孕む 魚たちを 漁る裸樹のように 少年の掌はひとしきり水の翳りの重さに揺らぎ ひれやうろこのない魚たちの夢をすべらせる 細長い螺旋を下るオ ルガンの風に促されて 少年の指は羽繕う嗜のように胸を擦過する 非在のアオサギの棲む少年の肖像に一本の見えない腐刻画の線が引 かれる #
by loggia52
| 2009-05-21 09:08
| 書物
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なつかしいヘビイチゴも。ふと気づくと、目の前にコハクチョウがいた。シベリアに帰らずに一羽だけ残っているのだ。冬の間もいつもぽつんと群れから離れていたやつで、何年か前、シベリアに帰らずにこの池にいついてしまったのがいるとは聞いたことがあったが、それなのだろう。コウコウと悲しげな声で鳴いているが、見た目は元気そうで、体格もよいように見える。 この季節、池の辺は静かで、サギやカイツブリが主役に変わった。トンボの季節でもある。池の水と緑に潤う景色に初夏を感じる。 #
by loggia52
| 2009-05-18 17:19
| 日録
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